神道・神社史料集成(古代) 春日祭神

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春日祭神四座(大和国添上郡)

 

『続日本紀』養老元年2月壬申朔条(717)

遣唐使神祇於蓋山之

『続日本紀』天平勝宝2年2月乙亥(16日)条(750)

春日酒殿唐人正六位上李元環授外従五位下
 

『続日本紀』宝亀8年2月戊子(6日)条(777)

遣唐使天神地祇於春日山去年風波不調、使人亦復頻以相替、至副使小野朝臣石根重也、

『類聚三代格』1(科祓事) 延暦20年5月14日官符(801)

太政官符
一大祓料物廿八種、承前悪祓料物准重輸今下条亦同、
馬一疋、大刀二口、弓二張、
矢二具、已上三種並不刀子六枚、
木綿六斤、麻六斤、庸布六段、
鍬六口、鹿皮六張、猪皮六張、
酒六斗、米六斗、稲六束、
鰒六斤、堅魚六斤、雑腊六斤、
塩六升、海藻六斤、滑海藻六斤、
食薦六枚、薦六枚、坏六口、
盤六口、柏十五把、枚手六十枚料、匏四柄、
楉四枝、長各一丈、席一枚、
-怠大嘗祭及同斎月内弔-署刑殺文決罰、食穢悪之者、雑物具官人有犯、
一上祓料物廿六種、
大刀一口、弓一張、矢一具、
刀子二枚、木綿三斤、麻三斤、
庸布三段、鍬三口、鹿皮三張、
酒三斗、米三斗、稲三束、
鰒三斤、堅魚三斤、雑腊三斤、
塩三升、海藻三斤、滑海藻三斤、
食薦三枚、薦三枚、坏四口、
盤四口、柏十把、枚手卌枚料、匏二柄、
楉三枝、長各一丈、席一枚、
-怠新嘗祭、鎮魂祭、神嘗祭、祈年祭、月次祭、神衣祭等伊勢大神宮禰宜内御膳并新嘗等諸祭斎日、等六色禁者、宜輸物如右、
一中祓料物廿二種、
刀子一枚、木綿一斤、麻一斤、
庸布一段、鍬一口、鹿皮一張、
酒一斗、米一斗、稲一束、
鰒一斤、堅魚一斤、雑腊一斤、
塩一升、海藻一斤、滑海藻一斤、
食薦二枚、薦二枚、坏四口、
盤四口、匏一柄、柏五把、枚手廿枚料、
楉二枝、長各一丈、
-怠大忌祭、風神祭、鎮花祭、三枝祭、鎮火祭、相嘗祭、道饗祭、平野祭、園韓神春日等祭物忌戸座御火物忌穢悪御膳并忌火等祭斎日祝禰宜及神戸等六色禁者、宜輸物如右、
一下祓料物廿二種、
刀子一枚、木綿六両、麻六両、
庸布一段、鍬一口、鹿皮一張、
酒四升、米四升、稲四把、
鰒六両、堅魚六両、雑腊六両、
塩四合、海藻六両、滑海藻六両、
食薦一枚、薦一枚、坏二口、
盤二口、匏一柄、柏五把、枚手廿枚料、
楉二枝、長各一丈、
-怠諸祭祀及斎日祝禰宜并預神戸諸禁者、宜輸物如右、
以前右大臣偁、承前事有罪、善悪二祓-科一条例已繁、輸物亦多、事仍今改張立件、其殴傷若重者、祓浄之外依罪、斎外闘打者依科決、不又祝禰宜等与闘打及他犯者先即決罰、神戸百姓者行斎之外決法、奏聞、奉 勅、請、
延暦廿年五月十四日

『新抄格勅符抄』10(神事諸家封戸) 延暦20年9月22日官符(801)

太政官符 神祇官
神封春日祭
調布五百端 下総国香取神封二百端 常陸国鹿島神封三百端
庸布三百端 商布六百端
麻六百斤 紙六百張 香取神封
右件神封物、割充如前、毎年-送祭自余雑物一承知依
-春日神封廿 常陸国
神封畢、仍還□収、符民部畢、「官宜承知以前件帖如前」官承知依之、符到奉行、
延暦廿年九月廿二日

『日本後紀』延暦24年2月庚戌(10日)条(805)

造石上神宮使正五位下石川朝臣吉備人等、-度功-上単功一十五万七千余太政官奏之、勅曰、此神宮-於他者何、或臣奏云、多故也、勅、何因之兵器、奉云、昔来天皇便宿也、去差遠、可伏請卜食而運遷、是時文章生従八位上布留宿禰高庭、即修云、神戸百姓等偁、比来、大神頻村邑咸怪、不者、未-遷神望請-聞此官即執奏、偁、卜筮吉合、不所司咸来、-運神山城国葛野訖、無倉仆、更即而聖体不予、典闈建部千継、被春日祭使平城松井坊便過請問、女巫云、今所是凡人之者、不問、聖体不予之即託語云、歴代御宇天皇、慇懃之之神宝也、今-穢吾運収不当、所以天下諸耳、登時入密奏、即神祇官并所司二幄於神御飯御衣一典闈千使、彼女女巫通宵忿怒、託語如前、遅明乃和解、有勅、御年宿徳僧六十九-経於石上神詔曰、天皇御命坐、石上大神申給波久、大神収有器仗、京都遠奴流爾、近処牟止弖奈母、去年此運収有、然比来之間、御体如流爾、大御夢、大神願坐、本社返収弖之、、平止奈母食、是以鍛冶司正従五位下作良王、神祇大副従五位下大中臣朝臣全成、典侍正五位上葛井宿禰広岐等使、礼代幣帛并鏡令、申出給御命申給申、辞別申給、神那我良母皇御孫御命、堅磐常磐、護奉幸奉給閉止称辞定奉久止申、典薬頭従五位上中臣朝臣道成-納石上神社兵

『日本後紀』大同元年8月庚午(10日)条(806)

中臣忌部両氏各中臣氏云、忌部者、本然則不忌部幣帛使忌部氏云、奉幣祈祷、是忌部之職也、然則忌部幣帛使中臣使彼此相論、各有拠、是日勅命、日本書天照大神天磐之時、中臣連遠祖天児屋命、忌部遠祖太玉命、天香山之五百箇真坂而上枝八坂瓊之五百箇御中枝八咫下枝青和幣白和相与者、然則祈祷中臣忌部並又神祇令云、其祈年月次祭者、中臣忌部践祚之日、中臣天神寿忌部神璽鏡六月十二月晦日大祓者、中臣御祓東西文部訖、中臣常祀之外、者、皆五位以上卜食之、常祀之外、奉幣之使、-用両自余之事、専

『新抄格勅符抄』10(神事諸家封戸) 大同元年牒(806)

神封部
合四千八百七十六戸
率河神 六戸、左京四戸、丹後国二戸、
伊勢大神 一千百卅戸、大和百一戸、伊賀廿戸、伊勢九百卌四戸、志摩六十五戸、尾張卌戸、参河廿戸、遠江卌戸、
桜島神 廿四戸、大和十四戸、因幡十戸、天平神護元年奉充、
恩智神 卅七戸、河内九戸、丹後七戸、播磨十戸、美作十一戸、同二年奉充、
気比神 二百卌四戸、越前国、天平三年十二月十日符従三位料二百戸、神護元年九月七日符廿二戸、十戸、廿二戸、
剣御子神 卅戸、越前、宝亀三年奉廿戸、天平神護元―九月七符十戸、
椎前神 三戸、越前、宝亀七―十二月八日符、
伊曽乃神 十五戸、伊与、天平神護元―十月奉十戸、神護二―十二月三日奉五戸、
大山積神 五戸、伊与、天平神護二―五月三日符、
伊与野間神 六戸、同国、
伊与津比古神 二戸、同国、
葛野打下神 九戸、山城国、
菟足神 十三戸、大和八戸、尾張五戸、
津名神 十三戸、淡路国、
大和神 三百廿七戸、勝宝元―十一月十四日奉三百戸、廿七戸不大和廿戸、十戸神護元―奉充、尾張七戸、常陸百戸、出雲五十戸、武蔵五十戸、安芸百戸、
大神々 百六十戸、大和卌五戸、摂津廿五戸、遠江十戸、美濃五十戸、長門卅戸、天平神護元―九月八日符、
鹿島神 百五戸、常六国神賎戸五十烟、課六百八十五人、不課二千六百七十六人、延暦五年、
香取神 七十戸、下総国、
穴師神 五十二戸、大和五戸、和泉八戸、播磨卅九戸、
住吉神 二百卅九戸、摂津五十戸、丹波一戸、播磨八十二戸、安芸廿戸、長門六十六戸、
日前神 五十六戸、紀伊国、
国懸須神 六十戸、紀伊国、
須佐命神 十戸、紀伊国、
伊太祁曽神 五十四戸、紀伊国十二
安房神 九十四戸、安房国
熊野神 廿五戸、出雲国戸、
鴨神 八十四戸、大和卅八戸、伯耆十八戸、出雲廿八戸、
都麻頭比売神 十三戸、紀伊国、
大屋津比売神 七戸、紀伊国、
巻向神 二戸、広瀬川合神 二戸、龍田神 三戸、並大和国、
上野抜鋒神 二戸、上野、村屋神 六戸、大和三戸、美作三戸、
池神 三戸、大和、倭文神 廿三戸、大和一戸、
播磨伊和神 十三戸、播万国、御歳神 十三戸、大和三戸、讃岐十戸、天平神護元年、
粟島神 二戸、伊雑神 二戸、並志摩、
他田神 二戸、大和一戸、伊勢一戸、大鳥神 二戸、和泉、
熊野牟須美神 四戸、紀伊、天平神護二年奉充、
新屋神 一戸、津国、祝園神 四戸、山城国、
伊豆三島神 十三戸、伊豆国、宝字二年十月二日九戸、同十二月四戸、
伊□大社神 二戸、近江国、佐為神 二戸、大和、
速玉神 四戸、紀伊、神護二年九月廿四日奉充、
許志摩神 九戸、山城、鏡作神 十八戸、大和二戸、伊豆十六戸、
羽束神 四戸、山城、占部神 九戸、山城、
櫛石窓神 五戸、丹波国、三尾神 十三戸、近江、神護元年九月七日符、
畝尾神 一戸、大和、若雷神 廿四戸、山城十四戸、丹波十戸、
難波大神社 二戸、津国、射園神 一戸、美乃、
槻田神 二戸、大和一戸、景雲四年、播万一戸、
和爾神 四戸、大和、宗我神 三戸、大和、
目原二神、同、島神 七戸、紀伊国、
忍坂神 三戸、伊勢一戸、但馬二戸、伊吉麻神 三戸、大和、
和支神 四戸、山城、入比売神 六戸、比売社神 一戸、津国、并、
奈須支神 二戸、同、出石神 十三戸、但馬、
養父神 四戸、同、大宮咩神 七戸、丹波、
比睿神 二戸、近江、葛木御県神 戸、備前、
高市御県神 二戸、志貴御県神 十二戸、
山辺御県神 二戸、添御県神 二戸、
十市御県神 二戸、石村神 二戸、忍坂山口神 一戸、
長谷山口神 二戸、耳無神 一戸、畝火山口神 一戸、以上大和、
建御名方富命神 七戸、生島足島神 一戸、並信濃国、
吉野水分神 一戸、宇太水分神 一戸、都祁山口神 一戸、神稲代神 一戸、並大和、
佐牙神 九戸、広田神 卌一戸、長田神 卌一戸、生田神 卌四戸、並津国、
片岡神 卅戸、大和七戸、遠江八戸、近江十五戸、
大依羅神 十八戸、津国八戸、備前十戸、天平神護元年奉充、
枚岡神 六十戸、河内四戸、丹波五十六戸、春日部神 四戸、河内、
石上神 八十戸、大和廿戸、備後十戸、信乃五十戸、
火幡神 十戸、伊与、高鴨神 五十三戸、大和二戸、伊与卅戸、天平神護二年符、土佐廿戸、天平神護元年符、
住吉垂水神 廿二戸、津国二戸、宝字三年十二月廿九日符、備中一戸、天平神護元年九月七日符、
播磨明石垂水神 十戸、播万、鴨御祖神 廿戸、山城十戸、丹波十戸、天平神護元年九月七日、
気多神 卅戸、能登国、
杵築神 六十一戸、出雲、天平神護元年奉充、大国魂神 一戸、大和国、天平宝字八年、
櫛麻知乃命神 一戸、
大祝詞命神 一戸、大和国、天平神護元年奉充、
園神 廿戸、韓神 十戸、並讃岐国、同年奉充、
川田神 二戸、近江国、同年奉充、荒田神 四戸、播万国、同年奉充、
山津照神 六戸、山田神 五戸、田鹿神 六戸、
日向神 二戸、並近江国、天平神護二年奉充、金山彦神 三戸、山城国、同年一戸、宝亀二年一戸、三年一戸、
氷川神 三戸、武蔵国、神護二年七月廿四日符、
菅生神 一戸、河内国、宝字八年、松尾神 四戸、山城二戸、神護景雲元年、因幡国二戸、三年奉充、
大島神 一戸、近江国、神護景雲□~□宝元奉充、
奥津島神 一戸、奥石神 一戸、近江国、同年、
花長神 一戸、美乃国、同年奉充、飯道神 一戸、近江国、宝亀二年奉充、
甘南備神 一戸、山城国、同年奉充、麻気神 一戸、丹波国、神護景雲四年奉充、
波多瓺井神 一戸、大和国、同年奉充、高宮神 一戸、河内国、同年奉充、
小野神 二戸、近江国、宝亀二年奉充、
高天彦神 四戸、大和国、同十年奉充、
任益神 十戸、参河国、中臣神 五戸、
酒見神 三戸、播万、忌部神 廿戸、紀伊十戸、出雲十戸、
葛木犬養神 廿戸、信濃、墨坂神 一戸、信乃々、天応元年十月十四日、
越知神 一戸、同国、同年、御上神 二戸、近江国、
粟鹿神 二戸、但馬国、来馬神 二戸、淡路、
若狭比古神 十戸、若狭、鹿島神 二戸、陸奥国、延暦元年五月廿四日符、
伊波刀和気神 二戸、同国、宝亀四年九月符、
白河神 二戸、同国、同年十月廿日符、苅田神 二戸、
伊具波夜別神 二戸、同国、同日符、月山神 二戸、出羽国、同年同月符、
多神 六十戸、大和十戸、播万卅五戸、遠江十五戸、
玉祖神 十戸、周防国、
中臣大鳥神 二戸、阿波、春日神 廿戸、常陸国鹿島社奉寄、天平神護元年、
乙訓神 六戸、山城国、天平七年四月十四日符、
丹生川上神 四戸、丹波二戸、大和二戸、宝亀四年五月、坐摩神 二戸、津国、
安宿山口神 十四戸、大和四戸、播万十戸、
生根神 一戸、大和国、磯部神 十四戸、大和国、伊勢大神宮神戸、
矢田神 二戸、大和国、
一大宰神封
大神神 六十二戸、筑前国、住吉神 卅六戸、
阿曇神 八戸、宗像神 七十四戸、已上四社、同国、
八幡神 一千六百六十戸、二千四百卅
田百卌六町九段二百卌四歩、神田六町九段二百卌四歩、位田百卌町、
一品八幡大神、封八百戸、四百廿三百八十位田八十町、五十
二品比咩神 六百戸、位田六十町、
田島神 十六戸、肥前国、大社神 一戸、壱岐島、
太祝詞神 二戸、対馬島、益救神 一戸、多禰島、

『続日本後紀』承和3年5月丁未(9日)条(836)

下総国香取郡従三位伊波比主命正二位、常陸国鹿島郡従二位勲一等建御賀豆智命正二位、河内国河内郡従三位勲三等天児屋根命正三位、従四位下比売神従四位其詔曰、皇御孫命坐、四所大神申給波久、大神等弥高弥広仕奉止奈毛保志食、是以件等冠上献状、中務少輔従五位下藤原朝臣豊継、内舎人正六位下藤原朝臣千葛等、奉出事申給久止申、辞別申給、神那我良皇御孫之御命、堅磐常磐護奉幸奉給、又遣唐使参議正四位下藤原朝臣常嗣、路間風波之、慈賜矜賜比天、平可太良可倍止、称辞竟奉久止申、

『続日本後紀』承和6年10月丁丑(29日)条(839)

下総国香取正二位伊波比主命、常陸国鹿島正二位勲一等建御加都智命並従一位、河内国河内正三位勲二等天児屋根命従二位、従四位上比売神正四位

『続日本後紀』承和8年3月壬申朔条(841)

勅、大和国添上郡春日大神神山之内、狩猟伐木等事、下二当国郡-

『類聚三代格』1(神社事) 承和8年3月1日符(841)

太政官符
-春日神山之内狩猟一レ
中納言従三位兼行左兵衛督陸奥出羽按察使藤原朝臣良房偁、春日神山四至灼然、而今聞、狩猟之輩-穢斎採樵之人-損樹神明咎、-知当者、国承知、-告当郡司并神宮兼復-示社前及四至之中レ上レ知、若不者、量勘当、不
承和八年三月一日

『日本文徳天皇実録』嘉祥3年9月己丑(15日)条(850)

参議藤原朝臣春日大神策命曰、天皇詔旨大神広前申賜倍止皇大神厚護天之、天日嗣高御座爾波、平介久即賜止奈毛所念行、因、先先禱申賜比之御冠天奈毛建御賀豆智命伊波比主命二柱大神乎波正一位天児屋根命乎波従一位比売神乎波正四位上上奉崇奉、神財、此状聞食、益益天皇朝庭堅磐常磐奉賜、天下平安護賜助賜倍止、恐見毛申賜波久止申、

『日本三代実録』天安2年11月3日庚申条(858)

平野春日焉、

『日本三代実録』貞観元年2月10日丙申条(859)

春日祭常、

『日本三代実録』貞観元年7月14日丁卯条(859)

使諸神宝幣参議正四位下行左大弁兼左衛門督美作守藤原朝臣氏宗賀茂御祖別雷両社使散位従五位下正峯王松尾社使正五位下守右中弁兼行式部少輔大枝朝臣音人平野社使従五位下行主殿権助藤原朝臣水谷大原野社使右兵衛佐従五位下源朝臣至乙訓社使従五位下守右兵庫頭藤原朝臣四時大神社使掃部頭従五位上藤原朝臣貞敏石上社使従四位下行兵部大輔藤原朝臣仲統春日社使従五位下守図書頭当麻真人清雄当麻社使中務少輔従五位下源朝臣包住吉社使散位従五位下丹墀真人縄主丹墀社使少納言兼侍従従五位下良峯朝臣経世杜本社使神祇大祐正六位上大中臣朝臣豊雄気比気多両社使散位従五位下紀朝臣宗守日前国懸両社使平野正二位今木神従一位、従四位上久度神、古開神並従三位、正五位下合殿比咩神従四位

『類聚三代格』2(年分度者事) 貞観元年8月28日官符(859)

太政官符
-度延暦寺年分度者二
一人-為賀茂名大安楽経一部卅八
一人-春日名維摩詰所説経一部三
並可-試法花金光明経二
右十禅師伝燈大法師位恵亮表偁、恵亮去嘉祥三年八月五日 陛下之日、-啓所已畢、頃年殊降誕臨時得度于八箇年、伏冀、 天慈幸恩勅不三月下旬比叡山西塔宝幢之、然後太政官弘仁十四年之後、先師十二箇年不一日不-益名 聖恵亮等師資相承此仏但件人等得業以後僧中諸事、天台真言等一同用者、右大臣宣、奉 勅、
貞観元年八月廿八日

『日本三代実録』貞観元年8月28日辛亥条(859)

十禅師伝灯大法師位恵亮表延暦寺年分度者二其一人賀茂大安楽-試法華経金光明一人春日維摩詰所説-試法華経金光明表曰、恵亮言、皇覚導物、且実且権、大士垂迹、或王或神、故聖王治国、神明之冥神道剪累、調御之慧伏惟、金輪陛下、仏付大法法門余慶、還歟、所維摩不二之典、盛仏境不思之高貴四徳之教、寔仏性常住之並斯如来、護国利人之門、不者也、是以、恵亮等、去嘉祥三年八月五日陛下-啓祈已畢、頃年殊降誕且度、于八年、伏冀、天慈幸永歳三月下旬、比叡山西塔宝幢-然後弘仁十四年官其受戒之後、先師十二年不一日不闕、-益名恵亮等、師資相承、此仏尽未来際、-護国但件人等、得業以後、僧中諸事、天台真言等一同用之、然則開闢以来仙霊、我朝以後聖王只諸神歳々威、亦乃群生日々長福、茲大我皇伏願、長寿次則-薫田邑聖四流高謝、五智円顕、龍天風雨之率土昇平之然後竪-昇覚

『日本三代実録』貞観元年11月9日庚申条(859)

平野春日神祭常、

『日本三代実録』貞観2年2月3日甲申条(860)

春日祭常、

『日本三代実録』貞観2年11月8日甲申条(860)

春日平野等祭如常、

『日本三代実録』貞観3年2月4日戊申条(861)

祈年祭并春日祭常、

『日本三代実録』貞観3年11月2日壬申条(861)

春日平野祭如常、

『日本三代実録』貞観4年2月9日戊申条(862)

春日祭常、

『日本三代実録』貞観4年11月8日壬申条(862)

平野春日祭如常、

『日本三代実録』貞観5年2月3日丙申条(863)

春日

『日本三代実録』貞観5年11月7日丙申条(863)

平野春日祭如常、

『日本三代実録』貞観7年2月8日庚申条(865)

春日祭常、

『日本三代実録』貞観7年11月7日甲申条(865)

平野春日祭如常、

『日本三代実録』貞観7年12月17日甲子条(865)

勅、河内国平岡神四前、春日大原野春冬二祭奉幣、永以為例、

『日本三代実録』貞観8年2月2日戊申条(866)

春日祭常、

『類聚三代格』2(年分度者事) 貞観8年閏3月16日官符(866)

太政官符
-戒年分度
延暦寺去年四月十一日偁、左弁官今月九日宣旨偁、太政官去三月十五日治部符偁、年分度者二箇臨時度者三箇沙弥之法花最勝威儀三部然後者、寺者、今之輩誰但此寺年分者惣八人也、就六人、是 先皇御願、国忌之日同今二人即 今帝御願、降誕之-為賀茂春日両処名唯未以前沙弥亦乃受戒以後不十二箇年、-守公-修三-護国皆是先師遺也、先師之戒既所有行業不得業以後何更経年、若両箇年不歟、凡年々試度年々受戒、之年若不者亦恐歟、伏冀、不先師之当年受戒、則-護国其沙弥威儀経、一試業之日同臨時度三箇何者人入道之前後練業之浅乎、或幼年従修学年深、或長後出或入道如才学優長、或出家経身才猶疎、得失如斯、望請、才与長、行将積之輩、官符三月之内三部其受縦雖而廿歳以上才行兼備堪者、方然則玉石同分、修学無怠、 処者、右大臣宣、奉 勅、年分度者依請、自余一去年三月十五日
貞観八年閏三月十六日

『日本三代実録』貞観8年11月7日戊申条(866)

平野祭如常、春日也、

『類聚三代格』1(斎王事) 貞観8年12月25日官符(866)

太政官符
藤原朝臣可多子
右権大納言兼左近衛大将従三位藤原朝臣氏宗宣、奉 勅、件可多子春日并大原野斎畢、唯其月料具来年正
貞観八年十二月廿五日

『日本三代実録』貞観8年12月25日丙申条(866)

藤原朝臣須恵春日并大原野神

『日本三代実録』貞観9年2月2日壬申条(867)

春日祭常、

『日本三代実録』貞観9年11月丙申朔条(867)

平野春日祭並停、也、

『日本三代実録』貞観9年11月13日戊申条(867)

平野春日祭常、今月一日故是日祀焉、

『日本三代実録』貞観10年2月8日壬申条(868)

春日祭常、

『日本紀略』貞観10年11月7日丙申条(868)

平野春日祭

『日本三代実録』貞観10年閏12月21日庚戌条(868)

是日、 詔内曰、春日大原野両社斎女藤原朝臣可多子、太政官貞観八年十二月廿五日符、藤原朝臣須恵今追改焉、

『日本三代実録』貞観10年閏12月25日甲寅条(868)

下二大和-充騎兵卌人、執杖士廿春日斎女参社之威在前-課国郡司各二相共祗承、立

『日本三代実録』貞観11年2月8日丙申条(869)

春日祭常、是日、斎女始告文曰、天皇詔旨、掛畏春日大神広前、恐美毛申賜倍止、先々祷申賜事有、掛畏皇太神斎女、藤原朝臣可多子之状聞食、天皇朝廷御坐志米、食国天下倍止天奈毛、従四位上行左中弁兼皇太后宮亮藤原朝臣家宗使、礼代大幣帛奉出賜、此状聞食、天皇朝廷宝位無、常盤堅盤、夜守日守、護幸奉賜、天下平安、風雨随、五穀豊登志米倍止、恐美毛申賜波久止申、

『日本三代実録』貞観11年11月7日庚申条(869)

春日平野祭如常、

『日本三代実録』貞観12年2月2日甲申条(870)

春日祭常、

『日本三代実録』貞観12年11月12日庚申条(870)

平野春日祭常、

『日本三代実録』貞観12年11月17日乙丑条(870)

-遣使者諸鋳銭司及葛野鋳銭所新鋳賀茂御祖別雷両社使前安芸介従五位下大中臣朝臣是直、松尾社使神祇権大祐正六位上斎部宿禰高善、稲荷社使神祇大祐正六位上大中臣朝臣常道、石清水社使主水佑正六位上大中臣朝臣坂田麿、平野社使神祇少副正六位上大中臣朝臣有本、梅宮社使大監物従五位下橘朝臣茂生、春日社使雅楽少允従七位上大中臣朝臣冬名、大原野社使主水正正六位上大中臣朝臣鹿主、

『日本紀略』貞観13年2月8日甲申条(871)

是日、春日祭

『日本三代実録』貞観13年6月2日丁丑条(871)

春日斎

『日本三代実録』貞観13年11月19日辛卯条(871)

新嘗又平野、春日、梅宮、大原野等、並随停止、太皇大后也、

『日本三代実録』貞観14年2月8日戊申条(872)

春日祭常、使等

『日本紀略』貞観14年11月6日壬申条(872)

平野春日祭常、

『日本三代実録』貞観15年2月13日戊申条(873)

今月一日初申可春日而彼日有而停、是日祀之、

『日本紀略』貞観15年11月11日壬申条(873)

平野春日祭

『日本三代実録』貞観16年正月29日庚寅条(874)

右近衛宇保貞主宿-直杖頓得死、或称、-絶於宮或云於宮而命終、来月上旬、応祈年大原野春日仍是日-祓於建礼門

『日本三代実録』貞観16年2月6日丙申条(874)

春日例也、而内裏犬産、内蔵寮闘殴出及左馬寮牛斃、右馬寮馬死、由是、使

『日本三代実録』貞観16年11月16日辛丑条(874)

先是、十月廿七日木工寮史生出雲島成死、喪家人入寮、寮官人-入内是、平野、梅宮、春日、大原野、園韓神、鎮魂等諸祭、皆-祓於建礼門

『日本三代実録』貞観17年2月6日庚申条(875)

春日

『日本三代実録』貞観17年6月8日己未条(875)

従四位下行左馬頭藤原朝臣秀道於春日神奉幣兼祷、也、告文曰、天皇詔旨、掛畏春日大神広前美毛申賜倍止、近来経、雨沢不之天、百姓農業枯損奴之倍、因卜求、皇大神斎女不倍利止卜申世利、是今必卜定、仍且其由止之天奈毛、従四位下行左馬頭藤原朝臣秀道使、礼代大幣帛奉出賜、此状平聞食、甘雨忽降、五穀茂熟之天、天皇朝庭常磐堅磐夜守日守護奉賜倍止、畏美毛申賜波久止申、左衛門佐従五位上藤原朝臣利基於山城国大原野神其祷春日告文曰云々春日神

『日本三代実録』貞観17年11月4日癸未条(875)

藤原朝臣意佳子春日大原野神前斎藤原朝臣可多子一レ也、意佳子、中納言従三位兼行右近衛大将皇太后宮大夫藤原朝臣良世之女也、

『日本三代実録』貞観17年11月5日甲申条(875)

平野春日祭常、

『日本三代実録』貞観18年2月7日乙卯条(876)

大原野大膳職也、-祓於建礼門承前之例、春日大原野之時、不弁官神祇官而行之、神祇

『日本三代実録』貞観18年2月12日庚申条(876)

春日皇太后犬死内裏染也、

『日本紀略』貞観18年11月11日甲申条(876)

平野春日祭

『日本紀略』元慶元年2月6日戊申条(877)

春日祭

『日本紀略』元慶元年11月11日戊申条(877)

平野春日祭

『日本三代実録』元慶2年2月6日壬申条(878)

春日祭常、

『日本三代実録』元慶2年11月4日乙未条(878)

春日神主神祇少副正六位上大中臣朝臣常道従五位下

『日本三代実録』元慶2年11月5日丙申条(878)

平野春日祭常、

『日本三代実録』元慶2年11月16日丁未条(878)

是、去年天皇聖体違予、右大臣斎戒粛祗、翌日之是日、身自大和国春日神奉幣、也、

『日本紀略』元慶3年2月12日壬申条(879)

春日祭

『日本三代実録』元慶3年11月5日庚申条(879)

平野春日祭常、

『日本紀略』元慶4年2月12日丙申条(880)

春日祭

『日本紀略』元慶4年11月10日庚申条(880)

平野春日祭

『日本紀略』元慶5年2月6日甲申条(881)

春日祭

『日本紀略』元慶5年11月3日丁未条(881)

春日祭使

『日本紀略』元慶5年11月4日戊申条(881)

平野春日祭

『日本三代実録』元慶6年2月11日甲申条(882)

春日祭常、

『日本三代実録』元慶6年10月25日甲子条(882)

下二大和-春日神社走馬場是、毎年春秋祭日、下二興福-作馬掃塵寺家言、仏神異道、忌祟応避、寺之此作、実故改之、

『日本三代実録』元慶6年11月4日壬申条(882)

平野春日去月三日大蔵省人死、今月三日今日以前不供神也、

『日本三代実録』元慶6年11月16日甲申条(882)

春日祭常、

『日本三代実録』元慶7年11月9日壬申条(883)

平野春日祭常、

『日本三代実録』元慶8年2月5日丙申条(884)

是日、春日祭常、

『日本三代実録』元慶8年8月26日甲寅条(884)

神琴二春日神神護景雲二年十一月九日所也、

『日本紀略』元慶8年11月3日庚申条(884)

平野春日祭
 

『日本三代実録』仁和元年9月22日癸卯条(885)

-遣使者於賀茂上下、松尾、稲荷、住吉、石清水、高賀茂、平野、春日、大原野、梅宮十一神奉幣、告文曰、天皇詔旨掛畏賀茂大神広前申賜倍止、頃間天皇御為、不祥之事可之止、就奈毛、如之事乎波、掛畏皇大神広恵天之、予防倍岐奈利止奈毛所念行、故是以、参議正四位下行近江権守源朝臣是忠使、礼代大幣奉出、掛畏皇太神、此状聞食、天皇朝廷宝位無、常磐堅磐、夜守日守護幸賜、諸不祥事乎波未然防除賜比天、風水之災、五穀豊稔天下平安守護賜倍止、恐美毛申賜久止申、余社告文又復准此、

『日本紀略』仁和元年11月4日甲申条(885)

春日平野祭、

『日本三代実録』仁和2年2月10日庚申条(886)

春日祭常、

『日本三代実録』仁和2年11月9日甲申条(886)

平野春日祭並如常、

『日本三代実録』仁和3年2月4日戊申条(886)

祈年祭并春日祭常、

『類聚三代格』2(年分度者事) 仁和3年3月14日官符(887)

太政官符
-試年分度者二
一人大比叡明神大毘廬遮那経業
一人小比叡明神一字仏頂輪王経業
右延暦寺座主法眼和尚位円珍表偁、故祖師法印大和尚位最澄、延暦末年奉使入唐、求法事訖、臨於当公馮、且明州主朝議郎使持節明州諸軍事守明州刺史上柱国熒陽鄭審則批判求法目録称、最澄闍梨、性生知之礼義之天台之智者之法西鏡湖之灌頂之神法門龍象青蓮出者、然則西朝我国礼義之当寺法主大比叡小比叡両所明神、陰陽不測、造化無為、弘誓亜仏、護国為心、真言灌頂之道、所大乗戒壇之検、祖師創開専若不者、何頃年度僧惣八箇人、其六人者東塔春秋試度、惣其二人者西塔春三月試度、就一人賀茂明神一人春日明神主神独貞観二年擬依違不言、黙而至此、以来冥祟稍頻、遂不者恐神明怒、且夫毘廬遮那経者、八万法蔵之肝心、陁羅尼教之梁棟也、随経義釈七百余紙、文理甚深、局智難会、而旧只是一人、学徒乏少、大道猶哽、又仏頂輪王経者真言之枢機、法城之門戸也、所以祖師積年、耽習甚 延暦天子聖躬不予之修法奉山家之開泰莫是以東西弟子至勤修、円珍伏見、仏法中興莫承和之聖山神膺当時之鴻伏望、-加度者二両神之地主之結護国之冥三月十七元初二同共試度、自余事条延暦弘仁両朝之又授戒之後毎金剛般若経各一-願両-護一十二年末恒復試之日金光明六巻止者、中納言従三位藤原朝臣山陰宣、奉 勅、去延暦廿五年正月廿六日之、
仁和三年三月十四日

『日本三代実録』仁和3年3月14日戊子条(887)

-試延暦寺年分度僧二其一人大毘盧遮那経業、大比叡神其一人一字頂輪王経業、小比叡神是、彼寺座主前入唐尋教釈法眼和尚位円珍上表言、国之為国、本依礼、人之為人、亦由礼、故書曰、人有則安、無則危、経曰、人能行礼、是知、内経外書、以存立、故祖師法印大和尚位最澄、延暦末年、奉使入唐、求法事訖、臨於当州公且明州朝議郎使持節明州諸軍事守明州刺史上柱国熒陽鄭審則批判求法目録称、最澄闍梨、性生知之礼儀之天台之智者之法西鏡湖之灌頂之神法門龍象、青蓮出者、然則西朝我国礼儀之当寺法主大比叡小比叡両明神、陰陽不測、造化無為、弘誓亜仏、護国為心、真言灌頂之道、所大乗戒壇之検、祖師創開、専若不者、何頃年度僧、惣八箇人、其六人者東塔春秋試度、惣其一其二人者、西塔春三月試度、就一人賀茂明神一人春日明神主神独其分度実是闕者也、去貞観二年擬依違不言、黙而至此、以来、窅祟頻繁、遂不者、恐神明怒、且夫毘盧遮那経者、八万法蔵之肝心、陁羅尼教之梁棟也、随経義釈七百余紙、文理甚深、局知難会、而旧只是一人、学徒乏少、大道猶哽、又頂輪王経者、真言之枢機、法城之門戸也、所以祖師積耽習、其延暦天子聖躬不予之法、山家之開泰、莫是以、東西弟子、至勤修、円珍伏見、仏法中興、莫承和之聖山神膺慶、当時之鴻伏望蒙度者二両神之地主之結護国之冥三月十七元初二同共試度、自余事条、延暦弘仁両朝之又受戒之後、毎日金剛般若経各一-願両-護一十二年末、恒復試之日、金光明六巻止者、至之、延暦廿五年正月廿六日度年分僧之、

『類聚三代格』2(年分度者事) 寛平7年10月28日官符(895)

太政官符
四月十五日以前
延暦寺偁、太政官今年三月七日偁、如諸寺他宗者、各便-下宣彼寺授之正理不然、大納言正三位兼行左近衛大将皇太子傅陸奥出羽按察使源朝臣能有宣、奉 勅、凡天台宗年分之外臨時度者、寺家具官符日月依止師二月以前直-三月之内畢、自以後永者、謹二月言上之制雖臨時度而三月授戒之期未年分度者、授戒之期太早、若臨時者、旧格之旨得宜、去貞観八年閏三月十六日云、寺家牒偁、太政官去年三月十五日治部符偁、年分度者二箇臨時度者三箇然後者、然而山家年分既得業以後何更経年、凡年々試度年々受戒之年若不者恐有闕、伏冀、先師当年授戒、則-護国臨時度縦雖而廿歳以上才行兼備堪者、方者、右大臣宣、奉 勅、年分度者依請、自余一去年三月十五日者、行来無闕、臨時度者者、皆而今官牒下而授-遏三月以後授官牒之旨最但三月受戒之期甚早也、-者、当寺年分惣一十人、皆是 先皇御願也、就二人-為大小比叡両三月十七日試度之、二人-為賀茂春日三月廿五日試度之、然則余程無式月已迫、凡年分学生等、幼稚離長大住山、-縫三-備一是啻一二日之授戒何三月之二人者、得度既畢、属神分授戒、豈望請、官裁当寺授戒之事、於貞観七年三月十五日四月十五日以前之、又臨時度者年分度同日並十六日夏安-護国者、大納言正三位兼行左近衛大将皇太子傅民部卿陸奥出羽按察使源朝臣能有宣、奉 勅、請、
寛平七年十月廿八日

『類聚三代格』19(禁制事) 寛平7年12月3日官符(895)

太政官符
-止五位以上及孫王輙
右大納言正三位兼行左近衛大将皇太子傅民部卿陸奥出羽按察使源朝臣能有宣、奉 勅、五位已上及孫王不之制、先従行尚矣、今如聞、畿内百姓愁歎無極、公事私業或使多、其尤甚者、権貴雑居動-止件輩輙唯高年送之徒、痼疾就之地、各便者、仍七十以上并宿病尫弱、或療治之便終焉之者、-牒国解、任居国司若不之科但山城国内東会坂山埼、与渡、泉河等北西摂津丹波等国大兄山南大和国春日社二月十一月祭、興福寺三月国忌斎会、同寺十月維摩会、薬師寺三月最勝会等、応氏人及散位諸司五位以上、其人有直参、又諸人氏神多毎年二月四月十一月何先祖之常者直之類往還有程、留連経其違越者録言上、違勅
寛平七年十二月三日
 

『延喜式』1(四時祭上) 春日祭条〔7〕

春日神四座祭
祭神料、
安芸木綿大一斤、絁七尺、調布二丈三尺、已上官物、神祇官所請、曝布一端八尺、商布十二段、筥八合、已上封物、内膳司所請、稲六束、神祇官所送、米、糯米各三斗、大豆、小豆各五升、已上大炊寮所送、酒一石五斗、社醸塩五升、鰒、堅魚、烏賊、平魚、海藻各六斤、腊十二斤、鮨三斗、雑菓子二斗、橘子一斗、韓竈四具、由加二口、叩盆四口、盆六口、堝十口、洗盤六口、片盤、片杯、各卌口、窪坏廿口、椀形卅口、酒盞八口、台、水桶二口、折櫃四合、匏四柄、杓二柄、箕一枚、籮一口、槲二俵、置簀四枚、食薦十枚、已上大膳職所送、
散祭料、
白紙廿張、色紙卌張、曝布一端、已上封物、酒六斗、社醸五色薄絁各二丈、木綿二斤、麻一斤、五色木綿一百枚、五色玉二百枚、絁一疋、糸一絇、綿一屯、已上官物、神祇官所請、米、糯米各一斗五升、大豆、小豆各五升、已上大炊寮所送、鰒、堅魚、平魚各六斤、鮭二隻、海藻六斤、塩五升、雑菓子三斗、槲一俵、折櫃四合、食薦二枚、已上大膳職所送、
解除料、
五色薄絁各二尺、木綿三斤、麻二斤、鍬四口、已上官物、神祇官所請、酒七升、社醸鰒、堅魚、腊雑盛二籠、海藻六斤、塩一升、盆一口、已上大膳職所送、米五升、大炊寮所送、稲二束、神祇官所送、庸布一段、商布二段、已上封物、
殿料、
五色薄絁各二丈四尺、絁四尺、綿一屯、木綿八斤、麻一斤、已上官物、神祇官所請、黒葛十斤、桧榑一村、已上木工寮所送、琴緒料糸六両、神祇官所送、
并駈使等食料、前祭請之、
黒米四石、調布五尺、匏二柄、杓一柄、籮一口、韓竈一具、槲十把、已上封物、料、酒缶十四口、酒壷二口、祭日納料、庸布一段、瓺四口、缶十四料、白米三斗六升、鮨三升、海藻卅把、塩九合、已上醸女一人、駈使二人、十五日食料、
解除料、前祭請之、
五色帛各四尺、絁四丈、糸四絇、綿四屯、木綿、麻各二斤、白米一斗、酒二斗、鰒、堅魚、腊、海藻各六斤、塩四升、稲四束、黄蘗八枚、鍬、盆、堝各四口、坏六口、食薦二枚、匏一柄、槲廿把、庸布四段、祝詞料布一端、
竈祭料、前祭請之、
五色帛各二尺、倭文一尺、木綿、麻各八両、鍬二口、米、酒各四升、鰒、堅魚各二斤、腊八両、海藻二斤、塩二升、祝詞料布一端、
斎服料、
物忌一人料、夾纈帛三丈五尺、羅帯一条、紫糸四両、錦鞋一両、已上封物、錦二条、一条長三尺五寸、一条長六尺、並広四寸、絁三疋二丈九尺、緑絁一疋、紗七尺、韓櫛二枚、紅花一斤二両、東絁三尺五寸、綿三屯半、支子五升、神主一人、神祇官人一人、別当色一領、内蔵寮所充、絁二疋、綿二屯、已上官物、細布二端、調布二端、封物、神主軾料絁二疋、糸三絇、調布二端、弾琴二人、別絁一疋三丈、綿三屯、膳部八人、卜部二人、別佐渡調布二丈七尺、紅花二両、已上官物、守神殿仕丁二人、別商布二段、已上封物、
右祭料春二月、冬十一月上申日祭之、其封物者、下総常陸両国香取鹿島二神封調布五百端、香取神封二百端、鹿島神封三百端、庸布三百段、商布六百段、麻六百斤、已上鹿島神封、紙六百香取神封、神祇充用、其雑給料、所司各供備之、其物忌一人食、日白米一升二合、塩一勺二撮、預神部二人、別日白米一升六合、塩一勺六撮、仕丁二人、常陸国鹿島神封仕丁、別日黒米二升、塩二勺、其衣服神部別夏絁四丈五尺、冬絁一疋三丈、綿四屯、神封

『延喜式』3(臨時祭) 名神祭条〔28〕

名神祭二百八十五座、
園神社一座、韓神社二座、已上宮内
賀茂別雷神社一座、賀茂御祖神社二座、松尾神社二座、
稲荷神社三座、貴布禰神社一座、鴨川合神社一座、
御井神社一座、葛野月読神社一座、木島坐天照御魂神社一座、
平野神社四座、梅宮神社四座、乙訓神社一座、
酒解神社一座、山崎已上山城国、
春日神社四座、大和神社三座、石上神社一座、
多坐神社二座、飛鳥神社四座、高市御県神社一座、
気吹雷神社二座、大神神社一座、太玉神社四座、
穴師神社一座、高屋安倍神社三座、大名持御魂神社一座、
丹生川上神社一座、金峯神社一座、鴨神社二座、
葛木御歳神社一座、葛木一言主神社一座、高鴨神社四座、
高天彦神社一座、葛木火雷神社二座、片岡神社一座、
火幡神社一座、広瀬神社一座、龍田神社二座、
平群坐紀氏神社一座、已上大和国、
恩智神社二座、枚岡神社四座、杜本神社二座、
飛鳥戸神社一座、已上河内国、
大鳥神社一座、和泉国、
住吉神社四座、大依羅神社四座、難波生国魂神社二座、
比売許曽神社一座、下照比新屋神社三座、垂水神社一座、
広田神社一座、生田神社一座、長田神社一座、已上摂津国、
阿射加神社三座、多度神社一座、已上伊勢国、
太神社一座、或太作多、真墨田神社一座、大県神社一座、
熱田神社一座、日割御子神社一座、孫若御子神社一座、
高座結御子神社一座、已上尾張国、
角避比古神社一座、敬満神社一座、已上遠江国、
浅間神社一座、駿河国、
三島神社一座、伊古奈比咩命神社一座、物忌奈命神社一座、
阿波命神社一座、楊原神社一座、已上伊豆国、
寒川神社一座、相模国、
氷川神社一座、金佐奈神社一座、已上武蔵国、
安房神社一座、安房国、
玉前神社一座、上総国、
香取神宮一座、下総国、
鹿島神宮一座、大洗磯前薬師菩薩神社一座、
静神社一座、筑波山神社一座、吉田神社一座、
酒烈礒前薬師菩薩神社一座、稲田神社一座、已上常陸国、
小野神社二座、日吉神社一座、比叡神同、佐久奈度神社一座、
建部神社一座、川田神社二座、御上神社一座、
奥津島神社一座、伊香神社一座、水尾神社二座、或水作三、已上近江国、
仲山金山彦神社一座、美濃国、
南方刀美神社二座、穂高神社一座、生島足島神社二座、已上信濃国、
貫前神社一座、伊加保神社一座、赤城神社一座、已上上野国、
二荒神社一座、下野国、
都都古和気神社一座、苅田嶺神社一座、志波彦神社一座、
鼻節神社一座、志波姫神社一座、伊達神社一座、
東屋沼神社一座、零羊崎神社一座、拝幣志神社一座、
計仙麻神社一座、多珂神社一座、伊佐須美神社一座、
宇奈己呂和気神社一座、大高山神社一座、子負嶺神社一座、已上陸奥国、
大物忌神社一座、月山神社一座、已上出羽国、
若狭比古神社二座、若狭国、
気比神社七座、大虫神社一座、已上越前国、
気多神社一座、能登国、
伊夜比古神社一座、越後国、
出雲神社一座、小川月神社一座、麻気神社一座、
櫛石窓神社二座、已上丹波国、
大川神社一座、籠神社一座、大虫神社一座、
小虫神社一座、大宮売神社二座、已上丹後国、
粟鹿神社一座、夜夫神社二座、伊豆志神社八座、
山神社一座、戸神社一座、雷神社一座、
欘椒神社一座、海神社一座、已上但馬国、
宇倍神社一座、因幡国、
熊野神社一座、杵築神社一座、已上出雲国、
由良比女神社一座、宇受加命神社一座、水若酢命神社一座、
伊勢命神社一座、已上隠伎国、
海神社三座、粒坐天照神社一座、中臣印達神社一座、
家島神社一座、伊和神社一座、已上播磨国、
中山神社一座、美作国、
安仁神社一座、備前国、
吉備津彦神社一座、備中国、
速谷神社一座、伊都伎島神社一座、多家神社一座、已上安芸国、
住吉荒御魂神社三座、長門国、
丹生都比女神社一座、日前神社一座、国懸神社一座、
伊太祁曽神社一座、大屋都比売神社一座、都麻都比売神社一座、
鳴神社一座、伊達神社一座、志磨神社一座、
静火神社一座、須佐神社一座、已上紀伊国、
淡路伊佐奈岐神社一座、大和大国魂神社一座、已上淡路国、
大麻比古神社一座、天日鷲神社一座、已上阿波国、
粟井神社一座、讃岐国、
村山神社一座、大山積神社一座、野間神社一座、
阿治美神社一座、已上伊与国、
宗像神社三座、住吉神社三座、志加海神社三座、
八幡神社一座、筑紫神社一座、竈門神社一座、
美奈宜神社三座、已上筑前国、
高良玉垂命神社一座、豊比咩神社一座、已上筑後国、
八幡比売神社一座、豊前国、
田島坐神社一座、肥前国、
健磐龍命神社一座、肥後国、
住吉神社一座、兵主神社一座、月読神社一座、
中津神社一座、天手長男神社一座、天手長比売神社一座、已上壱伎島、
和多都美神社一座、和多都美御子神社一座、高御魂神社一座、
和多都美神社一座、太祝詞神社一座、住吉神社一座、已上対馬島、
座別絁五尺、綿一屯、糸一絇、五色薄絁各一尺、木綿二両、麻五両、裹料薦廿枚、若者、絁五丈五布一糸一

『延喜式』3(臨時祭) 春日等社鑰条〔86〕

春日、広瀬、龍田等社庫鑰匙者、置官祭使官人臨請取、事畢返納、

『延喜式』8(祝詞) 春日祭条〔4〕

春日祭
天皇大命、恐鹿島坐健御賀豆智命、香取坐伊波比主命、枚岡坐天之子八根命、比売神、四柱皇神等広前、大神等乞賜比能、春日三笠山下津石根宮柱広知立、高天原千木高知、天御蔭日御蔭定奉、貢神宝者、御鏡、御横刀、御弓、御桙、御馬備奉、御服明多閉、照多閉、和多閉、荒多閉仕奉、四方国礼留御調荷前取並、青海原物者、波多能広物、波多能狭物、奥藻菜、辺藻菜、山野物者甘菜辛菜麻弖、御酒者甕上高知、甕腹満並、雑物積置、神主某官位姓名、献宇豆大幣帛、安幣帛足幣帛、平聞看、皇大御神等称辞竟奉久登白、
仕奉、今去前、天皇朝廷、足御世茂御世斎奉、常石堅石福閉奉、預而仕奉処処家家、王等卿等乎母、平、天皇朝廷伊加志夜久波叡仕奉利、佐加叡志米賜、称辞竟奉良久登白、大原野、枚岡等祝詞准此、

『延喜式』11(太政官) 春日祭条〔65〕

春日祭、二月、十一月上申「日」参議以上参会、

『延喜式』11(太政官) 薗韓神祭条〔67〕

凡園并韓神祭、二月春日祭後丑、十一月新嘗会前丑、参議以上一人参、

『延喜式』11(太政官) 祭所行事条〔68〕

春日、大原野、園韓神、平野等祭、弁外記史左右史生官掌各一人、事、

『延喜式』11(太政官) 会参上日条〔81〕

春日祭并薬師寺最勝会、及興福寺維摩王氏、藤原氏五位已上六位已下、見役之外往還上日四箇、参大原野藤原氏、上日二箇其散位五位以上、外記見参歴、下式部

『延喜式』12(中務) 女官衣服条〔81〕

女官雑用料、
賀茂祭、四月、
使命婦二人、女孺二人装束料、帛十疋、絹十六疋、細布五端、紺細布廿端、紅花十四斤、裙四腰、直、
春日祭春冬同、
使命婦一人、女孺三人装束料、絁十一疋、綿十四屯、紺細布十四端、
大原野祭、春冬同、
使命婦一人、女孺三人装束料、絁十一疋、綿十四屯、紺細布十四端、
六月神今食八姫装束料、絹八疋、大嘗会「絹」十疋、綿廿屯、-用十二月神今
「五月五日」
命婦已下、今良已上装束料、絹一百六十九疋、調布一百端、貲布二百十六端、八丈為端、縹布廿五端、殿司、灯守四人、掃司女孺十一人装束料、縹絁八疋三丈、人別三丈、火炬二人、黄絁一疋、人別三丈、
皇后宮定額女孺九十人装束料、絁卌五疋、貲布卅九端三丈、四丈為端、今良十五人装束料、絹七疋三丈、人別三丈、縹布七端二丈、人別二丈、
新嘗会、
命婦已下今良已上装束料、絹三百卅八疋、綿六百七十六屯、調布六百卅一端、縹布廿五端、殿司灯守四人、
掃司女孺十一人装束料、縹帛八疋三丈、人別三丈、帛八疋三丈、人別三丈、綿卅四屯、人別二屯、火炬二人、黄帛一疋、人別三丈、帛一疋、人別三丈、綿四屯、人別二屯、
東豎子四人装束料、人別緋絁四丈、帛二疋、綿四屯、元日亦准此、但五月五日帛一疋、貲布四丈、紅花小二斤、並内侍司請充、
皇后宮女孺九十人装束料、絁九十疋、綿一百八十屯、調布一百八十端、今良十五人装束料、絁十五疋、人別一疋、綿卅屯、人別二屯、縹布七端二丈、

『延喜式』13(中宮) 春日祭条〔12〕

凡二月上申日、十一月准此、春日幣帛、五色絁各一丈、木綿二斤、曝布二丈一尺、料、其使者五位已上官一人、若大夫須、史生一人、舎人一人、前一日遅明使官史生舎玄暉、安左腋庭門案史生舎人等共舁案、使官相扶以、候常寧殿宮主解除畢退出、即蔵人使史生舎人舁案、使官相随退出、乃当日馬寮供御馬二装束料絹五疋、綿十屯、細布五端、調布五端、当色一具、已上五位使料、若四位者絹二絹一疋、綿二屯、細布二端、調布二端、当色一具、已上史生料、絹一疋、綿二屯、細布二端、調布二端、当色一具、已上舎人料、紺布一端、仕丁料、充行之、

『延喜式』15(内蔵) 春日祭条〔2〕

春日祭
五色薄絁各二丈四尺、安芸木綿大八斤、糸四絇、曝布四端、麻小八斤、裹料商布二段一丈七尺、葉薦一枚、付木四枝、明櫃二合、筥形已上官物、
使儲幣、五色帛各一丈五尺、安芸木綿大一斤、麻小一斤、紙卅張、付木二枝、巾料洗布一丈三尺、已上寮物、
使等装束、
外記一人、史生一人、弁官史一人、史生、官掌各一人、喚使二人、
寮五位助已上一人、史生二人、舎人一人、仕丁一人、
近衛少将若中将一人、近衛十二人、馬寮五位助已上一人、馬部一人、御馬十二疋、
使官人別当色一領、寮物、絹七疋、寮官料、自余官大蔵已下放此、調綿七屯、細布五端、史生別当色一領、絹一疋、調綿二屯、調布三端、已上官物、近衛別緋貲布袍一領、寮物、便請換、-用他帛一疋、調綿一屯、調布一端、刀緒料緋帛七尺五寸、布帯細布一丈四尺、馬部貲布四丈、紅花大一斤、料、仕丁衣商布一段、御馬別結料浅緋糸二両、韁鞚、腹帯各一条韁鞚長四尺二寸、腹帯長七尺、料、曝布三端一丈四尺四寸、已上官物、舎人細布二丈一尺、紅花大一斤、仕丁衫料、商布一段、已上寮物、女使料、緋絹一疋、緑絹二疋、縹絹一疋、調綿一百屯、已上内侍料、調綿卅屯、闈司女史女孺并三人各十屯、並
右春二月、冬十一月、並上申祭之、前一日使人、裹-備幣、申進発之、著寮饗然後下諸祭准此、

『延喜式』18(式部上) 興福寺国忌条〔75〕

興福寺国官人已下、并散位五位已上、上日五箇広瀬、龍田祭使亦同、春日祭并維摩、最勝散位五位已上准此、太政官所簿乃給之、

『延喜式』20(大学) 享日条〔13〕

凡享日、園韓神并春日大原野等祭之相当、停三牲及魚、其魚毎五寸以上鯉鮒之類五十隻鮮潔

『延喜式』21(雅楽) 諸祭条〔2〕

凡園韓神、平野等祭、并御及中宮、東宮鎮魂祭、省丞録各一人、允属各一人、歌人歌女供奉鎮魂祭、五位已上供官各一人供之、春日、大原野祭官人一人同歌人供之、

『延喜式』26(主税上) 神殿守食条〔44〕

凡山城国大原野社神殿守二人、粮米日各二升、預従一人日八合、大和国春日社神殿守二人、日各二升、預従二人日各八合、並当国官田地充之、

『延喜式』30(大蔵) 春日祭条〔30〕

春日祭、外記史各一人、別絹二疋、綿二屯、細布二端、布二端、太政官史生、弁官史生各一人、別当色一具、絹一疋、綿二屯、布二端、官掌一人、召使二人、各当色一具、使内蔵五位官一人、絹七疋、調綿七屯、細布五端、布五端、史生二人、各当色一具、絹一疋、調綿二屯、調布三端、齎仕丁一人衣、商布一段近衛少将一人、絹六疋、綿六屯、細布五端、布五端、近衛十二人、別帛一疋、綿一屯、布一端、刀緒料緋帛七尺五寸、布帯料細布一丈四尺、馬寮五位官一人、絹六疋、綿六屯、細布五端、布五端、馬部一人、貲布四丈、紅花大一斤、料、御馬十二疋、別結料緋糸二両、韁鞚腹帯各一条韁鞚長四尺二寸、腹帯長七尺、料、曝布三端一丈四尺四寸、

『延喜式』31(宮内) 神今食解斎条〔17〕

凡神今食解斎、及春日、大原野、園韓神、平野、鎮魂祭等日、弁官官掌一レ省、録称唯進即宣、令食、録称唯差退二声、膳部称唯、録宣給食、即給酒、

『延喜式』32(大膳上) 春日雑給料条〔12〕

春日祭雑給料、春冬並同、
白米二斛、五斗贄使粮料、一斛膳部間食料、一斗漿料、四斗祭料、酢、醤各一斗五升、塩三斗五升、東鰒卅七斤、隠岐鰒、堅魚各卅七斤、縄貫鰒廿八斤、煮堅魚、熬海鼠各廿九斤、雑【「嘯」の「口」が「月」】卅四斤、蛸廿五斤、鳥賊廿七斤、鮭六十四隻半、雑腊百廿八斤、鯖百廿斤、雑鮨五缶、堅魚煎汁三升、雑海菜五升、海藻六十二斤、芥子三升二合、盛雑腊一籠、料信濃布四端三丈、折櫃一百布七端二丈三尺、大笥一百合、蒜一斗四升、蔥三斗、蘿蔔七十把、萵苣七斗、葵三斗、芹三斗、蕓苔三斗、胡【くさかんむりの左下が「糸」、右下が「釆」】五升蘭十把、已上九種、内膳司所進、弓弦葉廿七担、干柏六俵、炬油六升、竹三担、黒葛六斤、簀四枚、干柏三俵、食薦七十八枚、鮮魚充直、鮮物菓子雑器等之直、并運賃料布廿端、官人当色一領、史生、膳部等明衣料、佐渡調布九端、染料紅花小一斤五両、襅拭布料商布六段、

『延喜式』34(木工) 著幣帛木料条〔4〕

木卅六枝、長各八尺、方一寸五分、
四枝賀茂上下祭料、各二枝、二枝松尾、四枝春日、四枝率川、二枝大原野、四枝大神、二枝山科、四枝当麻、二枝杜本、二枝当宗料、就中四枝賀茂臨時祭、二枝同松尾祭料、

『延喜式』35(大炊) 春日祭料条〔11〕

春日祭料、春冬亦同、
稲八束、神祇雑給米七斛、磨飯三石三斗、平飯十三石五斗料、大小豆各一斗、糯米四斗、土埦十合、鋺形一百口、已上大和供之、

『延喜式』38(掃部) 春日春祭条〔7〕

春日春祭、著到殿東壁下西面、公卿座、北壁下南面東上五位已上氏人座、南廂北面東上六位已下著到、奉-時南中門神主座、同門西釘貫内北面東上内侍已下座、釘貫外南去一許丈北面東上公卿座、其西諸使座、後五位已上氏人座、其南六位已下座、直相殿北壁下南面公卿座、其南西面北上諸使及外記史座、東面北上氏人五位已上座、其西氏人六位已下南舎西第一間南辺太政官史生已下座、第二間神祇官、御琴師、笛工、雅楽寮歌人座、並北面西上、東第一間諸司、史生及近衛等座、庭中和舞事訖禄所設座、冬祭亦同、

『延喜式』38(掃部) 諸司年料条〔66〕

諸司年料、
神祇官諸祭料、狭席五十八枚、鳴雷神春秋祭料十二枚、御巫等奉斎神祭十枚、四面御門神春秋祭料八枚、六月十二月御卜所廿枚、同所短帖料三枚、御川水神春秋祭料四枚、六月十二月大祓祝詞座短帖料一枚、折薦卌四枚、御并東宮鎮魂料二枚、御巫等奉斎神祭料十二枚、四面御門神春秋祭料八枚、六月十二月御卜所料十八枚、道饗祭料四枚、葉薦十六枚、鎮花祭料四枚、春秋大忌、風神二祭十枚、御并東宮鎮魂祭料二枚、食薦一百八十五枚、平野、春日、大原野春秋祭料各廿四枚、鳴雷神春秋祭料十二枚、御巫等奉斎神祭料卅一枚、四面御門神春秋祭料卅二枚、六月十二月御卜所料四枚、毎月晦御贖料廿四枚、御川水神春秋祭料十枚、簀十六枚、御巫等奉斎神祭料十二枚、六月十二月御卜所料四枚、図書寮年料仁王所、狭席十二枚、折薦廿四枚、年料所、席一枚、食薦二枚、縫殿寮正月斎会講読師等法所、狭席四枚、新嘗会御所、黄端短帖一枚、折薦帖四枚、席二枚、通用十二月神今食、六月、十二月晦御贖料、葉薦二枚、中宮、東宮亦同、内蔵寮年料藍染所、席十枚、折薦十五枚、年料供御并雑給履屜料、小町席、其数臨時定之、陰陽寮十二月晦日饗儺料、食薦五枚、典薬寮臈月御所、長席四枚、折薦四枚、苫二枚、年料白所、席一枚、簀一枚、織部司織女祭所、席二枚、食薦二枚、大膳職食薦一千九十枚、御并東宮鎮魂料十枚、平野春秋祭料一百六十枚、春日、大原野春秋料各一百五十六枚、織女神春秋祭料八枚、最勝王経御斎会所一百枚、雑用料五百枚、狭席六枚、年料供御四枚、所二枚、長席八枚、供御年料所二枚、醤并、未醤大所六枚、折薦十枚、供御年料四枚、供御年料索所二枚、供御年料大所四枚、苫十枚、内膳司狭席十六枚、折薦十六枚、並供御料、造酒司食薦廿四枚、供御四枚、雑用廿枚、隼人司所席一枚、簀一枚、大歌所食薦十五枚、内教坊食薦廿枚、
右年中所充、者、臨時処分、余条准此、

『延喜式』39(内膳) 春日春祭条〔1〕

内膳司、
春日春祭
絁一疋、綿二屯、官人一人当色料、調布四端、膳部八人衫料、各二丈一尺、紅花一片、膳部料、紺布一端、女丁裳料、商布六段、四段仕丁担夫各二人衫料、二段膳部仕女等巾料、
右雑物預前申省、自大蔵請受、但供神物神祇官人膳部仕丁、赴-向祭秋祭准此、担夫臨時申省、

『延喜式』39(内膳) 諸祭雑菜条〔5〕

諸祭雑菜、春秋並同、
園韓神祭三斛、春日祭四斛、平野祭三斛、大原野祭三斛、釈奠祭四斗、色目大膳

『延喜式』40(主水) 諸祭雑給料条〔10〕

諸祭雑給料、
園韓神祭料、春冬並同、
漿料米四升、高盤四口、土椀四合、陶椀六合、瓫四口、布篩一口、四尺、匏二柄、炭五斗、
春日祭料、春冬並同、
漿料米一斗、盤五口、高盤二口、土埦四合、瓫四口、巾二条、別五尺、布篩一口、四尺、杓二柄、炭五斗、
平野祭料、夏冬並同、
漿料米四升、高盤二口、土埦二合、瓫三口、匏一柄、炭三斗、
大原野祭料、春冬並同、
漿料米四升、高盤二口、土埦二口、瓫三口、匏一柄、炭三斗、巾料調布一丈、
松尾祭、料物平野
右五祭官人一人、水部二人、及仕丁、向事、

『延喜式』43(春宮) 春日祭条〔10〕

凡二月上申、十一月亦同、春日幣帛、五色薄絁各八尺、裹調布并奉、亮若有障差藤原氏五位以-加史生一人、舎人一前一日遅明、使官令東細殿南案主殿署東宮座於前殿南向、舎人四人退出、進蔵人等昇使者相副扶之廂座使者等退出、更捧参入安机、使者降舎人退出、東宮宮主捧解除退出、東宮両段再拝、舎人入使官随即退出、東宮使者細殿使者更於坊庁前宮主捧解除、訖主馬署官人令御馬二使於社御馬毛付儱舎人名簿、前一日進坊、

『延喜式』45(左右近衛) 諸祭供走馬条〔41〕

凡諸祭者、春日社使少将已上一人、者不須、賀茂亦同、近衛十二人、大原野社将監一人、近衛十人、大神社将監一人、近衛十人、賀茂社少将已上一人、近衛十二人、二人先松尾並毎左右逓供之、其装束預奏請受、色数内蔵

『延喜式』45(左右近衛) 釈奠三牲条〔42〕

凡二月、八月上丁釈奠三大鹿、小鹿、猪各一頭、並丙日大学菟二頭、醢料、潔清乾曝、前三日大膳其貢進之次、左近衛諸衛輪転、終而更始、若享祈年、春日、大原野、園、韓神等祭之代之諸衛准此、

『延喜式』48(左右馬) 春日祭走馬条〔12〕

春日社春冬祭神馬四疋、事訖走馬十二疋、其使五位以上官一人、馬医一人、馬部八供奉、但馬部各青摺布衫一領、申請受、事訖返上、
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