大炊式_28_供御料稲粟

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本文
・28供御料稲粟条(本文304頁)
  供御料の稲・粟は、すべて官田(宮内省営田)の穫稲を用いること。これは中宮・東宮・在京中の斎王にも該当する。
  1束2把の稲につき5升の舂米を得、糯米も同様とすること。1人が1日に3束舂くこととする。ただし、藁は内膳司に充てること。
  舂米を行う女丁8人(本式6新嘗祭料条の記述とも一致し、天皇・中宮の供御担当が各3人、東宮の担当が2人)には、それぞれ夏冬の衣服と毎日の粮米を支給すること。
  *一般的な舂米は1束から5升を得るため、1束2把から得る供御料は精米率が高いことがわかる。