延喜式祭祀関連条文対応データベース

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Title
斎宮式_45_潔斎三年
Text ・45潔斎三年条(本文298頁、補注849頁)
  斎王の3年間の在京潔斎中、毎月朔日に斎殿にて神宮を遥拝すること。これに当たり、まず御麻を供え、続いて木綿鬘を奉ること。その料物は本条規定のとおり。初斎院別当(野宮別当)以下の卜合者は、斎王とともに再拝両段する。
  ただし、9・6・12月は朔日ではなく、16、7日に斎殿に参入し、再拝両段・長拍手両段(八開手を2度)すること。ただし斎王は遥拝においては拍手せず、神宮参入での拝においては拍手する。
  潔斎期間の終了後、大神宮に向かうこと。野宮の諸屋や垣は、神祇官の中臣、出居殿の御座・装束類は斎宮主神司の中臣、寝殿内の雑物は主神司の忌部に賜うこと。ただし、金銀器や釜・甕類は、斎王の実家に納めること。