延喜式祭祀関連条文対応データベース

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Title
中宮式_18_賀茂祭
Text ・18賀茂祭条(本文172~174頁、補注1158頁、校補1085頁)
  4月中酉日、賀茂祭・松尾祭の幣帛は、祭祀ごとに本条規定のとおりとする(賀茂祭の幣料には御阿礼神事に用いるものも含む)。五位以上官人1人(具体的には中宮大夫か亮が該当するが、大夫が参議を兼任している場合は任用しないこと)・史生1人・舎人2人・仕丁4人を賀茂祭の中宮使とすること(五位以上官人と史生については名簿を啓上すること)。
  祭使は中宮幣を玄暉門から入って常寧殿まで運び、宮主(中宮宮主か?)による御麻・解除の後、内蔵寮にて酒食を給され賀茂社へ向かうこと。賀茂社と関わりが深い松尾社の禰宜・祝は、賀茂祭の祭使発遣にあたり、史生・舎人から内蔵寮にて幣帛を受けること。
  装束料については、男官は大蔵省・内蔵寮より料物を受け、馬人(走馬の騎者)や女官に賜う料物は中宮職から支給すること。