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大嘗祭式_18_由加物
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- ・18由加物条(本文404~408頁、補注900頁)
神に供する由加物(雑贄も器と同様に由加物という)・器の料は、9月上旬に太政官に申告して、卜部3人をそれぞれ紀伊・淡路・阿波に発遣すること。各国に到着後、大祓をして行事すること。祓料は本条規定のとおりであり、紀伊国は海部郡、淡路国は三原郡、阿波国は麻植郡と那珂郡が用意すること。また供神の幣物や由加物造備のための道具、そして海女の衣料などは、大蔵省が国庫から用意する。これらの造備完了の後、それぞれ卜部は品々を斎場に送り届け、斎国に分かち授けること。ただし、阿波国の献上した麁布と木綿は、神祇官に付す。
各国が献上する由加物の品目と数量も本条規定のとおり。