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左右近衛式_18_大雷時 |
・18大雷時(本文744頁、補注1160~1161頁) 大雷の時、左右近衛は御在所に陣すること。また左右兵衛は直ちに参入して紫宸殿の前に陣すること。内舎人は春興殿の西庇に立つこと。必ずしも〓(09)司奏を経る必要はない。 |
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左右近衛式_31_供奉行幸 |
・31供奉行幸条(本文750頁) 行幸の供奉については、大将以下少将以上と将監以下府生以上で服制が異なり、本条規定のとおりとすること。また行幸先が遠隔地か近隣かでも変更すること。 |
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左右近衛式_32_行幸 |
・32行幸条(本文750頁) 行幸の際は、将監1人が西階より昇殿して御剣を受けて供奉し、近衛2人に警固させること。また他の近衛2人に印鈴を警固させること。 |
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左右近衛式_33_行幸還宮 |
・33行幸還宮条(本文750頁、補注1162頁) 行幸から還宮したら、少将以上が近臣(延喜式中では本条にのみ見える用語〈1162頁〉)とともに内竪の執り物を検収すること。 |
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左右近衛式_34_御輿長 |
・34御輿長条(本文750頁) 行幸の際の御輿長5人は、近衛のうちの強健の者を選び、予め名簿を作成して奏上すること。みな紅染の布衫を着用いて弓箭を帯びないこと。 |
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左右近衛式_36_践祚大祓 |
・36践祚大祓条(本文750~752頁、補注1163頁) 御禊行幸に供奉する少将以上、将監、医師・府生、近衛は、それぞれ本条規定の服制にて参列すること。 |
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左右近衛式_37_大嘗会小斎 |
・37大嘗会小斎条(本文752頁) 大嘗祭の小斎官人以下は、みな青摺布衫を着用すること。布衫以外の装束は元日節会(中儀)と同様にし、斎院(大嘗宮か)内に陣すること。 大斎官人の装束も元日節会と同様とし、斎院外に隊列すること。ただし、纛・隊幡、鉦・鼓は設けない。辰日節会では武礼冠・裲襠・挂甲を除き、巳・午日節会では脛巾・末額を除くこと。 |
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左右近衛式_38_神今食 |
・38神今食条(本文752頁) 神今食・新嘗祭に陣する小斎の近衛以上は斎院(中和院)の内に隊し、大斎は斎院外に隊すること。 |
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左右近衛式_39_青摺布衫 |
・39青摺布衫条(本文752頁、補注1163頁) 11月の新嘗祭に供奉する小斎官人と近衛の青摺布衫は35領(中宮陣のあるときは12領を追加する)とする。これらはみな縫殿寮より受けること。 |
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左右近衛式_40_神今食装束料 |
・40神今食装束料条(本文752頁) 神今食に供奉する小斎官人・近衛の装束料(6月は細布・紅花、12月は黄〓(01)・帛・綿・細布)は250人分を用意する。これらは大蔵省より受けること。 |
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左右近衛式_41_諸祭供走馬 |
・41諸祭供走馬条(本文752~754頁) 諸祭に走馬を供するには、以下の人員が供奉すること。春日社は使少将以上1人(ただし参議を兼務する者は任用しない)・近衛12人、大原野社・大神社はそれぞれ将監1人・近衛10人、賀茂社は少将以上1人(参議兼務の者は任用しない)・近衛12人(このうち2人はまず松尾社に参ること)。祭祀ごとに左右交互に供奉し、装束は予め奏上して申請すること(その色・数は内蔵式に見える)。 |
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左右近衛式_42_釈奠三牲 |
・42釈奠三牲条(本文754頁、補注1163~1164頁) 2・8月上丁日に釈奠の三牲(大鹿・小鹿・猪各一頭、五臓を加える)と兎二頭(醢〈ししびしお〉の料)を進上するには、前日(丙日)に大学寮に送ること。春日祭・大原野祭・薗韓神祭の祭日前に当たれば、三牲の進上は辞めて、代わりに鯉・鮒を進上すること。 *【四十六、左右衛門式】(下)16釈奠三牲条、【四十七、左右兵衛式】(下)15釈奠三牲条と同文。 |
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左右近衛式_53_節会襖袍 |
・53節会襖袍条(本文758頁) 節会において着用する襖・袍は、20年ごとに新調すること。近衛府は料を受けて縫製し、府で保管して使用時に臨み出納すること。破損の際は太政官に申請して交換すること(他の府も同様)。 |
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左右近衛式_61_籠輿丁 |
・61駕輿丁条(本文760頁、補注1166頁) 行幸に供奉する駕輿丁は駕ごとに22人とすること(12人は御輿を担ぎ、それ以外は御輿の前後の綱を執ること)。その装束(中宮はこれに同じ)は府庫に納めて必要に応じて出納し、破損があれば太政官に申請して交換すること。ただし笠・蓑は内蔵寮より受ける。 |
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左右馬式_08_諸祭祓馬 |
・8諸祭祓馬条(本文800頁、補注1180~1181頁) 年中の祭祀・祓に供奉する馬として、左右馬寮から祈年祭に各11頭、月次祭に各2頭、大祓に各3頭、大忌・風神祭に各3頭(4月は左2頭・右1頭、7月は左1頭・右2頭。祭祀2日前に馬部1人を差遣すること)、神嘗祭に各2頭、斎宮寮の主神司に各6頭、野宮に移る祓に各1頭を用意すること。これらは、諸国牧(兵部省所管)の繋飼馬から貢上され(本式4繋飼馬牛条)、近都牧(本式50諸国貢馬牛条)にて放飼されている馬を充てる。それ以外... |
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左右馬式_09_平野薗韓神馬 |
・9平野祭薗韓神馬条(本文800頁、補注1181頁) 平野祭には櫪飼馬(馬寮の厩で飼育されている馬)を4頭(2頭は赤毛、2頭は白毛)、薗韓神祭には2頭(白)を用意すること。馬ごとに口取(手綱を執って牽く者)の馬部2人が付き、祭祀ごとに官人1人が馬医を率いて供奉すること。なお、馬は祭祀終了後に馬寮に返すこと。 |
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左右馬式_10_賀茂祭走馬 |
・10賀茂祭走馬条(本文800頁、補注1181~1182頁) 賀茂祭には走馬12頭(うち松尾社への馬が2頭)を用意すること。馬ごとに本条規定のとおりの馬具を用意し、使者として五位以上の官人1人を出すこと。皇后宮からの走馬は2頭。それぞれ左馬寮と右馬寮が交互に供奉すること。内侍以下の女騎の馬は4頭とする。これらの馬は祭祀2日前に御覧を経ること。斎院の女騎の馬は各8頭とし、馬寮属・馬医・史生各1人が供奉すること。 |
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左右馬式_11_大神祭走馬 |
・11大神祭走馬条(本文802頁) 4月の大神祭には走馬12頭を用意し、馬寮使として馬允1人を充て、馬医・馬部を率いること。 |
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左右馬式_12_春日祭神馬 |
・12春日祭神馬条(本文802頁、補注1182頁) 春日祭には神馬4頭(祭祀終了後、元の近都牧に戻すこと)、走馬12頭を用意し、馬寮使として五位以上官人1人が馬医1人・馬部8人を率いて供奉すること。ただし、馬部は青摺布衫を太政官に申請して受け、終了後に返却すること。 |
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左右馬式_13_率川祭神馬 |
・13率川祭神馬条(本文802頁) 率川祭には神馬2頭を用意し、馬医1人が差遣され神馬を牽くこと。 |
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